驚き!(逆の意味で
2007年 12月 18日
驚き!1枚20万円のCD カラヤン第9がガラス盤に
また出たよ。トンデモ商品。
ガラスを使うことで、「データ読み取りの際に乱れが少なく多くの情報が透過する。重さがあるため回転に安定があり音のゆがみが生じにくい」(制作担当の飯塚義典氏)という。えっとですね、そんなにデータ読み取りの乱れが気になるんなら
HDDにリッピングしてから読めばどうですかね?(注※)
現在主流のSATAならばCDの転送速度の1000倍(理論値)出ますので
もしなんかあっても時間は十二分にありあまるほどありますよ。
ていうかなんだって?
『かいてんにあんていがありおとのゆがみがしょうじにくい』
(*゚Д゚)ハァ?????????????
このバカ、CDとレコードの読み取り方式の違いすらわかってないの?
レコードみたいに回転数変わると音が高くなったり低くなったりするとでも?
CDは符号化して記録してあります。
CDには強力なエラー訂正機能があるので、ある程度の読み込みエラーは修正できます。
というか、エラー訂正機能が一番優れていたフィリップス/ソニー案が
数々の案の中から選ばれたという経緯があります。
そこら辺のラジカセでもちゃんとエラー訂正をして元データを正しく読み込める。
これがCDの規格であり、「あたりまえ」なのです。
ガラスなんかじゃなくても、多少ゆがんでいても、
変な板や石を置かなくても、正確なデータを読み出せるものなのです。
音の違いはそこから。
そのデータをどう調理するかで
プレーヤーやらアンプやらの値段が変わってくるのです。
頼むから、もう本当に、これ以上こんなバカにだまされる人が出ないように
CDというかデジタル符号化の基礎の基礎くらいは
国民全員に広く教えるべきだと思う。
注※
読み取り時にエラーが多いと音が悪くなる原因として
再読込が必要なエラー訂正があまりに多い場合、
ピックアップを動かすサーボモーターが頻繁に動くために電力を食う。
その結果、他部分の電力を浪費して音が悪くなる。という話がある。
だから高級機では電源を大きくしてコンデンサを云々・・・と。
それをふまえての「先にHDDにリッピングすれば?」なのです。
by toro_toro_toro
| 2007-12-18 16:07
| 技術あれこれ