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ねこだいすき


by toro_toro_toro
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速読、その後に気付いた事

速読、その後に気付いた事_f0021803_224212.jpg

それは速読と言うのかで書いたのだが
私は本を読む時に脳内音読しなくても読める。
というかそれが普通だと思って育ってきた。

どうやら脳内音読しないと読めないという人は
情報を耳からしか入れれないらしい。

じゃあ私は本を読んでる時にどのようにして文字が頭に入ってくるのか?
しかしそれを意識してから読むと意識しすぎるのか
文字を追いかけてしまい脳内音読のようになってしまうので
正直よくわからなかった。

だが先日、普通に本を読んでる最中(読み出す前じゃなく)に
ふとそれを思い出した。
そこで、今どのように読んで脳みそに入ってたかな?と考えたところ
まさに「直接」入ってきてるのだとわかったんです。

読んでいたのはちょうど景色の描写でした。
リラックスして読んでいる状態だと、脳内でその描写が再生されるんです。
「映画を見てるように」は近いですがちょっと違う。
「昔見た映画を脳内再生している」というのが一番近いでしょうか。
耳からでもなく、目からでもなく、文字が直接脳へ作用している。
そんな感じでしょうか。

例えば川端康成の雪国の冒頭一文だけ読むとします。
『トンネルを抜けると,そこは雪国だった』
文字を追いかけて脳内音読した場合は、読んだ直後に本を閉じ
「今読んだ文をそっくりそのまま言ってみて」
と言われたらたぶん言えるだろう。
しかし私のように脳内に直接文字が届いていると無理なのだ。
いや無理とまでは言わないが、頭の中には
『トンネルを抜け、雪国の情景が広がっている』だけだから
本に書いてある言い回し、文体、文の長さなどは全く記憶にない。
だから書いてあったことの説明はできるが、そっくりそのままは言えない。
自然に要約してしまうのです。

皆さんがどうなのかわかりませんが、私はそんな感じなのです。
by toro_toro_toro | 2007-06-23 03:06 | 思ったこと